暑熱対策とは?
気候変動やヒートアイランド現象の影響により、夏の暑さは厳しさを増しており、熱中症患者の増加や快適性の低下など人々の生活に影響を及ぼしています。
平成22年以降、6~9月の熱中症による救急搬送者数は毎年4万人を超えており、多い年では5万8千人に達しています。
日本の気温上昇は世界の平均より早い速度で上昇しており、今後も気温上昇は続くと予想されています。
そのため、影響を軽減する暑さ対策、なかでも暑さがより厳しくなる建築物の内部、人々が生活する屋内においての暑熱対策は年々需要が高まっています。
暑くなればエアコンの使用率なども上がり、したがって使用電力が増えます。
また、スポーツ競技や屋外でのイベント時などで、近年熱中症による事故が多く発生しており対策も急務です。
省エネを実現しつつ、暑熱対策を行うことは重要な課題となっています。
近年では、熱を遮る屋根や窓なども多く導入されています。
暑さ対策と使用電力の削減という、人の健康と省エネ、節電を目指す施策は今後の課題として重要です。